思い出した。
2020年3月、夫の在宅ワークが始まった事を。
今思うとあれは恐怖の始まりでしかない。
そのころ私は育休中。次男の育児であと約1年は育休の予定だった。
それまで0歳の可愛すぎる次男を連れてのびのびとしていた育休生活もそこから急変する。
2020年5月。「育休中の人は保育園も自粛してください。」となった。長男も家で見ることになった。
夫在宅、子供2人と私が自宅に監禁、密な4人生活が始まった。
まず、夫はリビングで仕事をし始めるのだ。
おかしい。
おかしい。
おかしい。
そう思いつつも、その横で育児をする私。
お昼になったらご飯も用意する。
会議になったから静かにして欲しい。
部屋を片付けて欲しい
抱っこ紐をソファに置かないで欲しい
そもそもの要求が変だ。
全く私の気持ちや立場の理解がない。
どんどん立場が弱くなり精神的に追い詰められていく。
その頃から夫は仕事と家庭を混同するようになったのかもしれない。家をオフィスと混同してるかのような、いつも片付けを徹底しないと怒られる始末。
そして私に対してもどんどん上から目線の物言いになっていった。
できる限りの力で伝えた。
別の部屋で仕事して欲しい。
子供2人をみて大変なのを分かって欲しい。
全然伝わらなかった。
今思うと、そういう時こそ実家に頼って助けてもらったらよかったのかもしれない。コロナ禍だろうと我が家は絶対Noと言わない。ただその当時はヘルプを出す事も、ウマの合わない母に頼るという選択肢もなかった。
もちろん、そこからは夫との溝の深まりが加速する。